女優・吉高由里子(36)が紫式部(役名・まひろ)役で主演を務めたNHK大河ドラマ「光る君へ」が、15日に最終回(第48回)「物語の先に」を迎えた。放送後、公式サイトのインタビュー企画「君かたり」に、藤原隆家役を演じた俳優・竜星涼(31)が登場し、作品や役柄について語った。
※以下、ネタバレを含みます。
竜星が演じた藤原隆家は、道長(柄本佑)の甥であり、伊周(三浦翔平)と定子(高畑充希)の弟。大宰府に赴任し、大陸から攻めてきた刀伊(とい)との戦いに挑むという重要な役どころだ。
隆家を演じ切った竜星は、「ずっと柄本さんとのシーンが多かったので、最後に吉高さんと芝居ができたのはうれしかったです。『これが最終回まで出演する醍醐味なのかな』と感じました。作品に携われて本当に良かったです」と喜びを語った。また、「隆家が最後まで自分の正義を貫いた姿を見せられたのは、とても満足しています」と役への思いを振り返った。
最終回では、隆家が中納言を自ら返上したことをまひろに告白するシーンが描かれた。この場面について竜星は、「自ら地位を返上するところが、いかにも隆家らしいですよね。こうした成長や変化を最後まで描けたのは、この長い作品だからこそだと思います。最初に弓を放ったあの隆家とは全く違う、大人になった姿を見せられたのではないかと思います」と感慨深げに語った。
■竜星涼(りゅうせい・りょう)プロフィール
1993年3月24日生まれ、東京都出身。2010年にドラマ「素直になれなくて」で俳優デビュー。映画や舞台など幅広いジャンルで活躍しており、主な出演作に映画「ぐらんぶる」「弱虫ペダル」、NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」、ドラマ「スタンドUPスタート」「VIVANT」などがある。「光る君へ」で大河ドラマ初出演を果たした。